お笑い芸人コンビ・なすなかにしの那須晃行(なすあきゆき)さんが12月12日に脳梗塞を発症。緊急カテーテル手術を行ったと、所属事務所の松竹芸能が公式サイトで発表しました。
この記事では、なすなかにしのプロフィール、脳梗塞について、那須さんの奥様のコメントなどをご紹介します。
なすなかにし プロフィール
引用:松竹芸能公式サイト
- 1980年12月14日生まれ
- 京都府出身
- 1977年9月24日生まれ
- 大阪府出身
ふたりはいとこ同士でコンビを組んでおり、那須さんの母親と中西さんの父親が姉弟だという事です。「ロケうまい芸人」として、最近はテレビで見ない日はないくらいに引っ張りだこです。
那須さんが復帰をするまでは、中西さんひとりでの活動を行っていくということが発表されています。
脳梗塞とはどんな病気?
12月12日にお休みだったという那須さんは、外出先で体調を崩し救急搬送されたという事ですが、そもそも脳梗塞とはどんな病気なのでしょう?
脳梗塞と脳卒中はどう違う?
脳梗塞とは、脳の動脈が血栓などで詰まったり、血管が細くなったりして血流が失われる事で脳細胞が壊死してしまう病気です。
脳卒中は、脳の血管に起こる障害の総称で、以下の3種類があります。
脳梗塞 | 脳出血 | くも膜下出血 |
脳の血管が、詰まったり細くなったりして血流が滞る | 脳の血管が破れて出血する | 脳の表面の血管にできたこぶ(脳動脈瘤)が破裂し、くも膜の下に出血する |
脳梗塞の症状は?
脳の動脈が血栓などで詰まったり、細くなったりして血流が無くなると、十分な酸素やエネルギーが送られなくなり、その部分は壊死していきます。
脳の壊死した部分がコントロールしていた身体の部位に症状が表れます。
以下が代表的な症状です。
- 呂律が回らない
- 手足に力が入らない
- めまい、ふらつき
- ものが二重に見える
- 半身の麻痺、しびれ
脳の壊死した部分が広範囲に及ぶと、意識が無くなることもあります。
脳梗塞の予兆はあるの?
脳梗塞に前兆はあるのでしょうか?
前兆として一過性脳虚血発作(TIA)という病態が知られています。その名の通り、脳梗塞の症状が表れて数分から数時間程度(長くても24時間)で収まるというものです。収まったからといって、そのままにしておくと、その後2週間で脳梗塞を発症する確率は10%を超えるとも言われています。
ですから、前述した身体の半身の麻痺やしびれなどの症状、いつもと違う頭痛などが現れた際は、できるだけ早く医療機関(脳神経外科や神経内科)を受信することが大切です。
40代での発症確率
脳梗塞の発症率は65歳以上が約90%と断トツに多いのですが、35歳~64歳で発症している人が約9%、そのうち40代での発症は3~4%と言われています。
この確率を高いと捉えるか稀だと捉えるかは個人によると思いますが、30代、40代での発症リスクが増えているという事を考えると、これから若い年代での発症率が上がっていく可能性もあります。
脳卒中の予防のために出来ること
まずは生活習慣病予防と同じく、以下の事に気を付けるということ。
- 運動の習慣をつける
- 栄養バランスの取れた食事を心がける
- ストレスの原因を取り除く
- 質の良い睡眠を取る
気になる症状が現れた場合は、軽度でも放っておかずに病院を受診すること。定期的に脳ドッグを受けるこことも予防に役立ちます。
以下に「脳卒中予防十か条」をご紹介します。
脳卒中予防十か条
01. 手始めに 高血圧から 治しましょう
引用元:公益社団法人日本脳卒中協会
02. 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
03. 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
04. 予防には たばこを止める 意志を持て
05. アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
06. 高すぎる コレステロールも 見逃すな
07. お食事の 塩分・脂肪 控えめに
08. 体力に 合った運動 続けよう
09. 万病の 引き金になる 太りすぎ
10. 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
那須さんの奥様のコメント
那須さんの奥様、タレントの濱田准さんが12月17日にX(旧Twitter)にてコメントを発表されています。
奥様によると本人はとても元気との事なので、後遺症など無く早く復帰して、またコンビとして活躍してほしいと思います。
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