宝塚歌劇団の宙組に所属していた有愛きいさんが、マンションから飛び降り自殺をする事件が発生しました。
飛び降り自殺に追い込まれた原因は、上級生からのいじめだったと報道やネット上で明らかになりつつあります。
当記事では、有愛きいさんをいじめたとされる上級生4人や自殺まで追い込んだいじめ内容について解説します。
- 有愛きいさんをいじめた上級生4人
- 有愛きいさんが受けたいじめ内容
- 有愛きいへのいじめに対するネット上の声
宝塚歌劇団いじめ問題!有愛きい飛び降り自殺事件や96期生いじめ事件について徹底解説!
有愛きいをいじめた上級生4人が判明!?
ここからは有愛きいさんをいじめたとされる上級生4人について解説します。
- 松風輝(まつかぜあきら)
- 芹香斗亜(せりかとあ)
- 優希しおん(ゆうきしおん)
- 花菱りず(はなびしりず)
上記4名の上級生が有愛きいさんに対してどんないじめを行なったのでしょうか。
それでは、順番に解説していきます。
松風輝(まつかぜあきら)
誕生日 | 12月25日 |
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出身地 | 兵庫県宝塚市 |
身長 | 167cm |
初舞台 | 2006年3月「NEVER SAY GOODBYE」 |
好きだった役 | 今迄いただいた役全てに思い入れがありますが、特に「SANCTUARY」のコリニー提督、「Shakespeare」のジョン・シェイクスピア、「FLYING SAPA」のテウダ、「カルト・ワイン」のディエゴ・マラディエガ |
愛称 | まっぷー、あかり |
松風輝(まつかぜあきら)さんは、宙組組長として活躍されています。
そんな宙組組長である松風輝(まつかぜあきら)さんは有愛きいさんに対して、「マインドが足りない!」などの罵声を浴びせたことが分かっています。
有愛きいさんは25歳で、松風輝(まつかぜあきら)さんは推定で35〜38歳と言われており、約10歳以上違うことが分かっています。
自分よりもひとまわり以上年上の先輩(組長)から罵声を浴びせられると精神的にも疲れてしまいますよね。
芹香斗亜(せりかとあ)
誕生日 | 1月20日 |
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出身地 | 兵庫県神戸市 |
身長 | 173cm |
初舞台 | 2007年3月「シークレット・ハンター」 |
好きだった役 | 今迄いただいた役全て |
愛称 | キキ |
芹香斗亜(せりかとあ)さんは、2023年6月に宙組のトップスターとして活躍されています。
そんな宝塚歌劇団のスター生が、どうしていじめをしてしまったのでしょうか。
今回のいじめ事件に関与したとして誹謗中傷があり、「芹香斗亜(せりかとあ)退団」などが噂されています。
この先二度と同じような事件が起こらないためにも、退団して逃げるのではなく改心して努力している姿を見せていただきたいものです。
優希しおん(ゆうきしおん)
誕生日 | 11月30日 |
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出身地 | 大阪府岸和田市 |
身長 | 169cm |
初舞台 | 2014年3月「宝塚をどり」 |
好きだった役 | 「黒い瞳」博多座公演のトリオ<祈り>、「FLYING SAPA」のズーピン、「アナスタシア」のロットバルト、「NEVER SAY GOODBYE」のナセール、「Capricciosa!!」第15場(ロケット)のフィオレS |
愛称 | きよ、ゆいな |
優希しおん(ゆうきしおん)さんは、日頃から下級生たちのいじめに加担していた人物として恐れられいたと報道されていました。
有愛きいさんに罵声を浴びせる先輩がいれば、その暴言に乗っかって自分も怒鳴りつけることもあったと言います。
先輩を盾として絶対に口答えできない状況から、暴言を吐くとはなんとも卑怯な手口です。
宝塚歌劇団は女社会であるため、日頃からこのようなことは当たり前だったのかもしれませんね。
花菱りず(はなびしりず)
誕生日 | 5月15日 |
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出身地 | 東京都世田谷区 |
身長 | 163cm |
初舞台 | 2011年4月「めぐり会いは再び」 |
好きだった役 | 「神々の土地」新人公演のマリア、「Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス」のオルガ・キリチェンコ |
愛称 | かりん |
花菱りず(はなびしりず)は、有愛きいに対して「この嘘つきが!」「嘘つき野郎!」といった罵声を浴びせていたと告発されています。
優希しおん(ゆうきしおん)と共に、2人で罵声を浴びせていたとも報道されていました。
実際にどの場面で、どんな声量だったのかは不明なので、一概にはいじめとは言えません。
しかし、あり愛きいさんが飛び降り自殺をしたことは事実のため、いじめに加担した宝塚歌劇団生は今後一生をかけて罪を償っていただきたいです。
有愛きいを自殺まで追い込んだいじめ内容とは?
有愛きいを自殺まで追い込んだいじめ内容について解説します。
報道では以下の事実が明らかになっています。
- 上級生からの罵声
- 月250時間を超える時間外労働
- 下級生からの突き上げ
- 宝塚歌劇団のいじめ疑惑の隠蔽
宝塚歌劇団いじめ問題!有愛きい飛び降り自殺事件や96期生いじめ事件について徹底解説!
上級生からの罵声
上級生からの罵声については、先述で紹介したように、日頃から宝塚歌劇団内では常習的に行われていることが分かっています。
毎日、罵声を浴びせられる有愛きいさんの気持ちを考えるだけで心が苦しくなります。
自分に罪の意識がある上級生はその償っても償いきれない罪を背負って今後の人生を生きて欲しいと強く願います。
月250時間を超える時間外労働
宝塚歌劇団は有愛きいさんが死亡に至った背景を調べるため、弁護士らで構成する調査チームを設置して、宙(そら)組の劇団員たちに聞き取り調査を行っていました。
女性の遺族の代理人は今月10日に記者会見し、月250時間を超える時間外労働などの長時間労働と、複数の上級生による暴言などのパワハラが死亡の原因になったと主張。歌劇団と、運営する阪急電鉄に対して謝罪と補償を求めていた。
Yahoo!ニュース
月250時間を超える時間外労働などの長時間労働と、複数の上級生による暴言などのパワハラが自殺の原因となったと遺族の代理人が主張しています。
このことから、いじめ問題は確実にあったと言っても過言ではありません。
有愛きいさんが所属している宙組には、同期の103期生は有愛きいさんを含めて3人在籍していました。
3人のうちの1人である男役の亜音有星さんが現在休演中のため、残りの2人で新人公演の準備をする必要があったと言います。
月組には103期生は7人、花組には8人のため他の組の3倍ほどの労働が強いられていたことになります。
下級生からの突き上げ
有愛きいさんは下級生からも突き上げをされていたことがネット上で話題になっていました。
実際に報道はされていないため、事実かどうか分かりませんが、宝塚の生徒たちがフォーメーションなどの一部を手掛けていたそうです。
演出に深く関わることで内部での争いが生まれてしまい、下級生からも、突き上げがあったと言われています。
宙組は、宝塚歌劇団の中でも自由な風潮があったようで、先輩に向かって「なんであの人があの立ち位置なの?」などの突き上げるようなことも口にしていたと言います。
宝塚歌劇団のいじめ疑惑の隠蔽
宝塚歌劇団がいじめ疑惑の隠蔽をしていたことが今回の事件によって明らかになりました。
女性は2月に上級生から「前髪の作り方を教えてあげる」と言われ、高温のヘアアイロンを押し当てられ、額にやけどを負ったという。しかし会見で宝塚側は「本件調査において、どちらが事実(故意か故意でないか)であるかを判断することは困難」などと主張。 さらに会見で読み上げられた外部弁護士らによる調査報告書では、「故人は劇団診療所に行き、塗り薬を塗ってもらった。看護師によると、当時故人の火傷を見たら、痕には残らない程度の火傷と思われ、ヘアアイロンで火傷をすることは劇団内では日常的にあることであり、記録は残していないとのことであった」とも説明された。 過密スケジュールによる長時間活動や上級生による指導で、女性の心理的負担を増大させた可能性を認めながら、一貫してパワハラやいじめは確認できなかったと主張した宝塚側。 対して遺族側も同日に会見を行った。いじめを否定されたことに反論し、再検証を求めた。宝塚の村上浩爾取締役(56)は会見で遺族側のこのコメントに対し、「そのように言われているのであれば、証拠となるものをお見せいただけるよう提案したい」と発言した。 「この日、宝塚の現理事長・木場健之氏(60)が引責辞任すると発表し、その後任となるのがこの村上氏。報告書では、“今変わらなければ宝塚歌劇が永続する道はないとの危機感”という文言もあり、人事の刷新は宝塚のあり方を見直すためのものであるはずです」(スポーツ紙記者) 宝塚の改善を牽引する存在でなくてはならないはずの村上新理事長。それにもかかわらず遺族に対して、いじめの“証拠”を求めた発言は、SNS上で物議を醸している。
Yahoo!ニュース
これだけ過去にもいじめ問題で報道されている宝塚歌劇団ですが、過密スケジュールによる長時間活動や上級生による指導で、女性の心理的負担を増大させた可能性を認めながら、一貫してパワハラやいじめは確認できなかったと主張しています。
遺族側がいじめを否定されたことに対して反論し、再検証を求めたところ、宝塚の村上浩爾取締役(56)は「そのように言われているのであれば、証拠となるものをお見せいただけるよう提案したい」と発言したのだ。
宝塚の現理事長・木場健之氏(60)が引責辞任すると発表し、その後任となるのが村上浩爾取締役(56)ですが、トップがいじめ問題をなかなか認めないとなると、宝塚歌劇団内でのいじめ問題は永久になくならないかもしれませんね。
有愛きいさんのいじめ事件に対するコメント
有愛きいさんのいじめ事件に対するコメントを紹介します。
有愛きいさんの両親のコメント
有愛きいさんの両親のコメントを紹介します。
娘の笑顔が大好きでした。
その笑顔に私たちは癒やされ、励まされ、幸せをもらってきました。けれど、その笑顔は日に日に無くなっていき、あの日、変わり果てた姿となり二度と見ることができなくなってしまいました。くりくり動く大きな瞳も、柔らかい頬も、いとおしい声も、何もかも私たちから奪われてしまいました。 「どんなつらいことがあっても舞台に立っている時は忘れられる」と娘は言っていました。けれど、それを上回るつらさは、忘れられる量をはるかに超えていました。宝塚歌劇団に入ったこと、何より、宙組に配属されたことがこの結果を招いたのです。 本当なら、今年の夏に退団する予定でしたが、突然の同期2人の退団の意向を知り、新人公演の長としての責任感から、来春に延期せざるを得なくなりました。それは、娘自身のためではなく、自分が辞めたら1人になってしまう同期のため、そして下級生のためでした。 あの時「自分のことだけを考えなさい」と強く言って辞めさせるべきでした。 なぜそう言ってやらなかったのか、どれだけ後悔してもしきれません。 大劇場公演のお稽古が始まった8月半ば以降、娘の笑顔は日ごとに減ってつらく苦しそうな表情に変わっていきました。それは、新人公演の責任者として押し付けられた膨大な仕事量により睡眠時間も取れず、その上、日に日に指導などという言葉は当てはまらない、強烈なパワハラを上級生から受けていたからです。その時の娘の疲れ果てた姿が脳裏から離れません。そばにいたのにもかかわらず、切羽詰まっていた娘を救えなかったというやりきれない思いに苛(さいな)まれ続けています。 劇団は、娘が何度も何度も真実を訴え、助けを求めたにもかかわらず、それを無視し捏造(ねつぞう)隠蔽(いんぺい)を繰り返しました。 心身共に疲れ果てた様子の娘に何度も「そんな所へ行かなくていい、もう辞めたらいい」と止めましたが、娘は「そんなことをしたら上級生に何を言われるか、何をされるか分からない、そんなことをしたらもう怖くて劇団には一生行けない」と涙を流しながら必死に訴えてきました。 25歳の若さで、生きる道を閉ざされ、奪われてしまった娘の苦しみ、そして、あの日どんな思いで劇団を後にしたのかと考えると、胸が張り裂けそうです。 私たちは、声を上げることもできず、ひたすら耐え、堪え、頑張り続けてきた娘に代わって、常軌を逸した長時間労働により、娘を極度の過労状態に置きながら、これを見て見ぬふりをしてきた劇団が、その責任を認め謝罪すること、そして指導などという言葉では言い逃れできないパワハラを行った上級生が、その責任を認め謝罪することを求めます。
遺族のコメント全文 宝塚劇団員急死問題
有愛きいさんの同期生の母のコメント
有愛きいさんの同期生の母のコメントは以下の通りです。
「うちの子は、今年退団しました。本人が『やめたい』と。宝塚歌劇団は厳しい世界。人間関係だけでなく、劇団、(親会社の)阪急のやり方を含めて、理不尽なこともたくさんあります。でも、うちは無理をさせるつもりはなかった。彼女の自殺の理由は、きっと1つじゃないはず。誰しもに可能性があることなんじゃないかと思います」
週間文集電子版
同級生が飛び降り自殺をしてしまったということを聞くと、我が子もいつそんな目に遭うか分からないと不安になることでしょう。
宝塚音楽学校出身の女性のコメント
宝塚音楽学校出身の女性のコメントを紹介します。
本当に先輩が「カラスは白」って言ったら、白って思っちゃうくらい。結構、洗脳じゃないですけど。例えば挨拶を1人の先輩にしなかったら、次の日、朝からコンコンコンってして呼び出されて「何で挨拶しなかったの?」とか。 あとは廊下を走ったり、階段とか一段飛ばしで上がっているのを先輩に見られてしまったら、すぐ(先輩が)1年生の部屋の所に来て「何かやったよね?」みたいに言われて、それに対して謝るとか。それは基本、1学年の連帯責任なので、その子がミスしたことは全員で共有する。誰でもがその子のミスをみんなで言えるようにするとかっていうのはありました。
Yahoo!ニュース
上下関係っていうのも(宝塚音楽)学校からの“伝統”とされており、先輩が後輩に厳しくすることは当たり前だったと言います。
入学するとまず、1学年上の上級生から、“独自のルール”を徹底的に教え込まれるといいます。
先輩の言うことには、絶対的に服従する雰囲気が作られており、女性が通っていた当時は、「1年生は笑ってはいけない」というルールがあったそうです。
そんな訳の分からないルールに従って学校に通っている生徒がたくさんいることを考えると、気分が悪くなりますよね。
有愛きいさんのいじめに対するネット上の声
有愛きいさんのいじめに対するネット上の声を紹介します。
宝塚歌劇団は長時間労働を全面的に認めたものの、いじめやパワハラ問題は全て全否定しています。
これによって文春や世論は過剰に報道することになってしまいました。
宝塚歌劇団は、今回の事件から学んで2度と同じような過ちを繰り返さないでいただきたいです。
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