はじめに
ジョイマンは、一時期低迷を経験しながらも、今や吉本興業の中で最も売れている芸人グループの1つに躍り出ました。SNSでの発信力と独自の世界観により、彼らはファンから熱い支持を得ています。本日は、ジョイマンの現在の活躍と魅力について、さまざまな角度から詳しく見ていきましょう。
Twitterによる再評価
ジョイマンの復活は、高木晋哉さんのTwitter活動に端を発しています。一時は仕事が減り、月収3万円台にまで落ち込んだそうですが、Twitterでの投稿が話題となり、見事に再ブレイクを果たしました。
ラップとポエムの世界
高木さんは長年にわたり、突拍子もないラップ調の詩を自身のアカウントに投稿し続けてきました。その独創的な文体とユーモアは、多くのフォロワーを魅了しています。現在では30万人を超えるフォロワーから熱い支持を受けており、ジョイマンの代名詞ともいえる存在になっています。
一例を挙げると、「ナポレオンって奴は低身長でマッシュルーム大好き。皇帝になりたかったらしいが、ただのホワイトマッシュロードだって!」といった、歴史上の人物をおちゃめに辱めるような内容のツイートが特徴的です。このようなツイートは、シュールで奇抜ながらも何かを突いているため、不思議と共感を呼びます。
サイン会0人事件と自虐ネタ
高木さんのツイートの人気は、2014年の「サイン会0人事件」がきっかけだったと言われています。このとき、サイン会に一人も観客が来なかったショックから、自虐的でツライツイートをするようになりました。しかし、それが逆に共感を呼び、注目を集めるきっかけとなったのです。
その後も「なんであんな歌手と結婚できたの?」「花火大会の前座でもお客さんゼロでした」といった自虐ツイートを続け、徐々にファンが増えていったそうです。一度は低迷の谷底にいた分、現在の人気は滾っています。
YouTube活動の広がり
ジョイマンはTwitter以外にも、YouTubeでの活動により注目を集めています。
ジョイサササイズ
彼らのYouTubeチャンネルでは、「ジョイサササイズ」と題した動画シリーズが人気を博しています。これは、誰でも簡単にできる体操のようなものですが、そのユーモア性と親しみやすさから、多くの視聴者を虜にしています。
代表的なものとして、「なんでもいいよ体操」や「ありがとうオリゴ糖体操」があげられます。特に後者は、ジョイマンを象徴する「ありがとうオリゴ糖」の掛け声とともに行うため、ファン必見の内容となっています。
一発屋オールスターズ
ジョイマンはまた、YouTubeで「一発屋オールスターズ」というユニット活動も行っています。一世を風靡したものの影が薄くなった芸人たちが集まり、昔の人気ネタを披露したり、交流を深めたりしています。
ジョイマンはこのユニットの中核メンバーとして活躍しており、高木さんの個性的なキャラクターが際立っています。かつて人気があった芸人たちが支え合い、再ブレイクを目指す姿は、見る者に勇気を与えてくれます。
吉本興業内での活躍
ジョイマンの復活は、単なるブレイクどまりではありません。現在、吉本興業の営業数ナンバーワンの芸人グループとして、精力的に活動を続けています。
営業での人気
ジョイマンは企業の営業や各種イベントでも非常に人気があるそうです。その理由は、彼らのギャグの動きがお客さんでも真似できるシンプルさにあります。高齢者から子供まで、誰もが楽しめるエンターテインメントなのです。
実際、2022年は吉本興業の営業数ナンバーワンとなり、月に15本ものスケジュールをこなしていたそうです。それだけの人気ぶりがうかがえます。
レギュラー番組
テレビ番組でも、ジョイマンはレギュラー出演を果たしています。特に人気なのが、「ジョイマン百人一首」というユニークな企画です。
この番組では、ジョイマン本人やファン、さらに著名人までが参加し、1人ずつオリジナルの短歌を披露します。ここに高木さんの文才が光り、ユーモア溢れる短歌が披露されます。ファンにとっては、彼らの魅力に直に触れられるまたとない機会なのです。
CMや広告への出演
ジョイマンの人気の高まりは、CMや広告への出演からもうかがえます。
メジャーブランドのCM出演
最近では、モスバーガーやアリエール、ペプシコーラなど、有名ブランドのCMに次々と出演しています。彼ら自身も、自身のキャラクターが洗剤のCMに起用されたことに驚いていたそうです。一時は芸能活動を休止状態に陥ったジョイマンが、こうしてメジャーブランドのCMに採用されるのは、驚くべき復活の物語といえるでしょう。
ジョイマンのCMでの活躍は、その芸風の変わり映えと親しみやすさが評価されたからだと言われています。彼らのネタは一風変わったユーモアに溢れているものの、基本的にグロテスクさはありません。誰にでも楽しめる清潔なユーモアなのです。
その他の広告活動
CMの他にも、ジョイマンは広告を通して活躍しています。例えば、人気雑誌「ダ・ヴィンチ」の広告に彼らが登場したことがあります。高木さんが、雑誌の文字の周りを次々とくるくると囲ったり、ラップを披露したりしています。
また、都市銀行の広告キャンペーンにも参加しています。こうした広告での露出を通して、ジョイマンは幅広い層にアピールすることに成功しているのです。
まとめ
ジョイマンは一時期の低迷を乗り越え、現在では精力的に活動を続けている注目の芸人グループです。TwitterやYouTubeなどのプラットフォームを上手く活用し、独自の世界観を広く発信しています。このユニークな魅力が多くのファンを惹きつけ、吉本興業内での営業数ナンバーワンの地位を獲得するに至ったのです。
今後も、ジョイマンの斬新なセンスとエンターテインメント性は、幅広い層から支持され続けていくことでしょう。一過性の人気に終わらず、芸人として確固たる地位を築きつつあります。彼らの今後の活躍から、目が離せません。
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