三上博史、現代に挑む俳優の魂 – 常に新たな挑戦を続ける芸人魂

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はじめに

三上博史さんは、長年にわたり様々な役者人生を歩んできました。寺山修司との出会いから始まった実験的な作品への携わりから、トレンディードラマのエースとしての活躍、そして現在も変わらぬ挑戦心で新たな役者像を追求し続けています。本ブログでは、三上さんの経歴やエピソード、そして現在の活動にスポットを当てながら、その魅力に迫っていきます。

俳優デビューと寺山修司との出会い

三上博史さんの俳優人生の始まりは、15歳の時に寺山修司と出会ったことにあります。当時は、学歴や内申書の評価が人生を左右する時代でしたが、同級生の勧めで「草迷宮」のオーディションを受け、見事主役を獲得しました。

寺山修司との邂逅

寺山修司との交流は限られていましたが、その作品世界に魅了され、大きな影響を受けました。三上さんは、寺山の言葉を全身で表現し、音楽活動で磨いた歌声を通して、その魅力を観客に伝えることを使命としてきました。

寺山没後20年の記念公演「青ひげ公の城」で主演して以来、約20年ぶりに、寺山作品の舞台「『三上博史 歌劇』」を上演する予定です。この作品では、一流ミュージシャンと共演し、寺山の膨大なテキストから心髄を紐解いた独自の歌劇を展開するとのことです。

実験的作品への出演

デビュー当初から、三上さんは商業的な作品よりも原始的で自発的な作品を選んでいました。大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」やポール・シュレイダー監督の「MISHIMA : LIFE IN FOUR CHAPTERS」などの実験的な作品に出演しています。

映画の現場を「祭り」と捉え、映画の要素を試すことができるドラマの現場で、自身の実験的な演技を行っていったそうです。

トレンディードラマのエース俳優へ

母親の死をきっかけに、より多くの人に顔と名前を知ってもらうことの大切さを感じた三上さんは、トレンディードラマにも出演するようになりました。

人気ドラマへの出演

1998年放送の『世にも奇妙な物語』の人気エピソード「懲役30日」では、印象的な役柄を演じ、ドラマの人気に大きく貢献しました。このエピソードは、視聴者に強いトラウマを残す内容でした。

2014年の「明日、ママがいない」にも出演し、シリアスなヒューマンドラマでも高い評価を受けています。

ファッショナブルな一面

三上さんは、20歳で初めてヴァンデン・プラ プリンセスを購入して以来、4台ものこの車を個人所有してきた車好きの俳優です。撮影現場で愛車を見つけた際の反応から、その愛着の深さがうかがえます。

また、知人から譲り受けたマセラティ『スパイダーザガート』を10年以上所有し、早朝の高速道路を気持ちよく走っていたとのエピソードもあります。撮影現場への移動時間も、愛車との思い出に満ちていたことでしょう。

SF作品やミステリー作品への出演

現在も俳優として活躍を続ける三上さんですが、近年は特にSFやミステリー作品への出演が目立ちます。

SFミステリードラマ「七夕の国」出演

5年ぶりにドラマ「七夕の国」に出演することが決まりました。この作品は、人気漫画「寄生獣」を実写化したSFミステリーで、三上さんは「こういう作風が好き。現実ぶっ飛ばしてる。登場人物として出たいと思った」と出演理由を述べています。

撮影では3日間かけて1シーンを撮影するなど、作品づくりに熱心に取り組んでいる様子が伺えます。

極端な設定や境遇の作品に興味

三上さんは現在、オファーが減少しているものの、「きわきわの境遇」や「極端な設定」の作品に興味があり、「裏切れるものはなくなってしまった」と語っています。

これまでの経験から、常に新しい挑戦を求め続ける三上さんらしい言葉です。今後も、類まれな役者魂を体現する作品への出演が期待されます。

まとめ

三上博史さんは、俳優デビュー当初から実験的な作品に携わり、のちにはトレンディードラマのエースとしても活躍してきました。寺山修司との出会いが大きな影響を与え、その作品を後世に伝える使命を持ち続けています。現在は、SFやミステリー作品、そして極端な設定の作品に興味を示し、常に新しい挑戦を求めています。スマートなルックスと実力は健在で、今後の活躍が楽しみです。

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