「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子先生の死去から半月が過ぎましたが、芦原先生と同様に、原作の改変をされたと訴える漫画家さんも次々と声を上げている状況です。
今回は、そのうちのお一人、ちびまる子ちゃんの作者さくらももこ先生の元夫・宮永正隆(みやながまさたか)さんが告白したちびまる子ちゃんドラマ化の際に起こった改変トラブルについて、また宮永正隆さんについても解説します。
さくらももこ先生が書いたドラマ脚本の改変
主な改変ポイント
- さくらももこが書いた脚本→全無視
- さくらももこが出したキャスティング案→さくらのイメージとは全く違うキャスティング
- 完成したドラマが届いたのが放送数日前→差し止めは無理と判断し、誰も観ないでくれと願うほど
- ラストのエピソードが捏造の上、名誉毀損レベルのひどい描かれ方
さくらももこ先生は2018年に亡くなっており、元夫である宮永正隆さんも、セクシー田中さん原作者改変問題が無ければ、きっとこの発言はしなかったでしょう。という事は、芦原妃名子先生の事が無ければ、私たちはさくらももこ先生側がこんな思いをしていたことを知らないままだったのですね。
宮永正隆さんの経歴
- 1960年4月23日生まれ
- 石川県出身
- 早稲田大学卒業後、集英社【りぼん】の編集者となる
- 1990年に集英社を退社
- さくらももこ先生の元夫(婚姻期間1989年~1998年)
- 現在は音楽評論家
ネットの声
このドラマ観た記憶があります。 『さくら一家の人々』だったかな? 確か富田靖子さんがさくらももこ役で 編集担当者の後の旦那さんが渡辺徹さんで、 原稿を待つ間、編集の渡辺さんが横で寝ながら おならをして、それを微笑ましく富田さんが見つめる描写がありました。 観ている側は微笑ましいエピソードと思って いましたが、実は勝手に作られたもので 当事者は観ないでほしかったと30年以上経って わかるとは。 知らなければ確かに良いドラマだった記憶で終わっていたでしょうけど、知ることが出来て良かったです。現実がわからない歴史物ではなく、現実に生きている人(当時)の物語を捏造して放送する意味がわかりません。きっと当時の役者さんも、実際にあったことなんだと思いを馳せて演じていた事でしょう。今までもいろんな作品で同じ様な事があったのでしょう。もうこんな裏切り行為の無いように こうゆう案件こそBPOが動くべきです。
Yahoo!ニュースコメント
実際にドラマを観た方のコメントです。ひどい改変があったと裏側を知ってから改めてドラマを観ると、やはり感じ方も変わってきますよね。
まとめ
このちびまる子ちゃんのドラマの放送は1990年です。こんなに昔から原作者の書いた脚本を承諾も得ずに改変、ドラマの放送数日前に原作者がそれを知る、などという事がまかり通っていたのですね。
テレビのこういった体質はずっと現在まで変わっていなかったことが、今回芦原妃名子先生の問題で明らかになっています。
本日、2月15日に日本テレビがコメントを発表しました。
「日本テレビは今回の事態を極めて厳粛に受け止め、これまで独自に社内調査を行っておりましたが、原作漫画『セクシー田中さん』の出版社であり、ドラマ化にあたって窓口となっていただいた小学館にもご協力いただき、新たに外部有識者の方々にも協力を依頼した上、ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームを設置することにいたしました」
一部抜粋
もうこのような事が起きないように、しっかりと調査・改善をして欲しいと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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