ムーディ勝山の現在：復活への道と新たな挑戦を探る

はじめに

お笑い芸人のムーディ勝山は、独特な世界観と曲芸で知られる存在です。一時は人気が低迷していた時期もありましたが、現在は地方での活動を中心に活躍の場を広げています。本日は、ムーディ勝山の現在の活動状況や経歴、プライベートな一面などを、さまざまな角度から探っていきます。

活動の軌跡

ムーディ勝山の芸能活動には、明暗が交錯する軌跡がありました。まずはその経緯から振り返ってみましょう。

ブレイク前夜

ムーディ勝山は、もともとお笑いコンビ「アイスクリーム」のメンバーとして活動していました。2010年の解散後は、ピン芸人に転身し、ムード歌謡ネタで一時的な人気を博しました。しかし、その後は仕事が減り、一発屋芸人と呼ばれるようになってしまいました。

この落ち込みの時期には、地方番組のレギュラー出演や「再生可能ボーイズ」としての活動など、様々な取り組みを行いながら、復活を目指していました。

ブレイク時の活況

ムーディ勝山がブレイクしたのは、ムード歌謡ネタの「右から来たものを左へ受け流すの歌」が大ヒットしたことがきっかけでした。この曲芸的な歌唱パフォーマンスが話題となり、月収640万円に達する人気ぶりとなりました。

このブレイク時には、目黒の高級マンションに住むほどの経済的な恵まれた状況にありました。しかし、天狗になり過ぎたことで、相方に対する横暴な態度や暴言を繰り返すなど、問題も生じていたようです。

再びの落ち込み

ブレイク後は2008年頃から出演番組が減り、収入も激減してしまいました。一発屋の汚名を着せられるなど、再び落ち込みの時期を迎えてしまいます。

しかし、そうした困難な時期を乗り越えて、2017年には宮城に拠点を移し、ローカル番組のレギュラーとして売れっ子になるなど、地道に活動の場を広げていきました。

現在の活動

それでは、ムーディ勝山の最近の活動状況について見ていきましょう。

写真家との協働

ムーディ勝山は、フォトグラファーの大竹宏明氏と7年以上にわたって撮影を続けています。大竹氏は、ムーディさんの独特な世界観を捉えるべく、シュールな演出を心がけているそうです。

最近では、ムーディさんと白い犬たちによる「犬コーラス隊」の写真が話題を呼んでいます。SNSでは、撮影の裏側や写真の特徴に関する反応が寄せられており、大竹氏は新しいアイデアを探し続けているそうです。

ライブ活動

ムーディ勝山は、単独ライブのチケット販売が思わしくないなど、依然として厳しい状況が続いているようです。しかし、上市町で開催された「かみいちTAMARIBA＃2」のイベントでは、トニーフランクとともに参加者とのコラボレーションを行うなど、会場を盛り上げていました。

ムーディさんの大ヒットネタ「右から来たものを左へ受け流すの歌」の生歌唱には、参加者から大きな反響があったそうです。

吉本興業との関わり

吉本興業の東京本社の受付横にギャラリースペースがあり、そこにムーディさんの写真を飾る予定だそうです。来訪者に喜んでもらえることが期待されています。

また、写真展の開催も検討されているようで、自身の作品としてスナップ写真やアーティストの撮影なども増やしていきたいと考えているようです。

プライベートな一面

ムーディ勝山の活動以外の側面についても触れていきましょう。

ひきこもり経験

ムーディ勝山さんは、高校1年生のときに中退し、2年ほどひきこもりの生活を送っていました。母親が吉本の養成所NSCの願書を勝手に送ったことがきっかけで、お笑いの道に進むことになりました。

ひきこもり時代には漫画やお笑いビデオに夢中になっていたそうですが、その経験が後の活動に生かされているようです。ひきこもりから這い上がった経験を持つ芸人として、さまざまなメッセージを発信しています。

家族

2011年8月には、9年間交際していた一般人女性と結婚しています。2013年10月には第一子となる男児が誕生しました。

家族と過ごす時間では、部屋の掃除や模様替えをしていた際に、ムード歌謡ネタの創作がされたそうです。プライベートな時間から芸人としての創作活動にもつながっているようですね。

先輩との交流

ムーディ勝山は、近所に住む先輩の川島明と週に3、4回のペースで食事に行くなど、親密な関係を築いています。2012年4月に自身が出演していた5分番組「しか」が終了した際にも、川島明の支えがあったそうです。

先輩芸人との交流を大切にしながら、自身の活動を続けているムーディさんの姿勢が垣間見えます。

過去の問題

一方で、ムーディ勝山には過去に問題視された出来事もありました。

反社会的勢力との関与問題

2019年6月には、反社会的勢力との会合に同席していたことが発覚し、一時的な活動停止処分を受けてしまいました。しかし、8月には謹慎処分が解除されています。

この問題をきっかけに、ムーディさんは反社会的勢力との関係遮断を強く意識するようになったと推測されます。今後は、こうした過ちを二度と繰り返さないよう、十分な注意が必要でしょう。

一日署長就任の経緯

2017年4月には埼玉県警察大宮警察署の一日署長に就任していました。しかし、その半年後に上記の問題が発覚したことで、一日署長就任の経緯にも疑問が残る形となってしまいました。

警察関係者とのつながりは今後どうなるのか、注目が集まるところです。

まとめ

今回は、ムーディ勝山の現在の活動状況やプライベートな一面、過去の問題など、さまざまな観点から紹介してきました。落ち込みの時期を経ながらも、地道に活動の場を広げてきたムーディさんの姿には、芸人としての情熱と根性が見て取れます。

今後も、新しい発想による創作活動やパフォーマンスに注目が集まるでしょう。また、過去の問題をしっかりと反省し、二度と同じ過ちを繰り返さないよう、この先の活動に期待がかかります。独特な世界観と曲芸的な歌唱パフォーマンスで、多くのファンを魅了していくことが期待されます。