宝塚歌劇団ではいじめ問題についてこれまで何度も報道されてきました。
代表的なものであれば、96期生いじめ事件や最近話題になっているタカラジャンヌ飛び降り自殺事件があります。
年頃の女子が通う宝塚歌劇団では、どうしてこのようないじめ事件は起こってしまうのでしょうか。
当記事では、宝塚歌劇団いじめ問題について詳しく解説します。
- 有愛きいさんがいじめによって飛び降り自殺した事件
- 96期生いじめ事件
- 宙組トップスターによる陰湿ないじめ問題
有愛きいをいじめた上級生4人が判明!?自殺まで追い込んだいじめ内容について解説
宝塚歌劇団いじめ問題まとめ!
宝塚歌劇団のこれまで起こったいじめ問題についてまとめました。
今回解説するいじめ事件は以下の3つです。
- 有愛きいさんがいじめによって飛び降り自殺した事件
- 96期生いじめ事件
- 宙組トップスターによる陰湿ないじめ問題
それでは順番に解説します。
有愛きいさんがいじめによって飛び降り自殺した事件
タカラジャンヌ飛び降り自殺事件は、25歳の宙組のタカラジェンヌである有愛きいさんが自宅のある18階建てのマンション最上階から飛び降りて死亡した事件です。
被害者である有愛きいさんは、半年前に劇団内でのイジメ報道もあったことで色々な憶測が飛び交っています。
有愛きいさんが飛び降り自殺した場所は?
タカラジャンヌ飛び降り自殺した場所は、宝塚内にあるとあるマンションであると報道されています。
住所 | 宝塚市 湯本町 | ||
---|---|---|---|
最寄駅 | 阪急今津線「宝塚南口」歩5分 | ||
種別 | マンション | 築年月 | 2017年2月 |
構造 | RC | 敷地面積 | 2996.56平米 |
階建 | 18階地下1階建 | 建築面積 | 1284.83平米 |
総戸数 | 176戸 | 駐車場 | 有 |
18階建てのマンションの最上階から飛び降りたと報道されているため、相当な覚悟の上で飛び降りたことが伺えます。
有愛きいさんがいじめによって飛び降り自殺した
タカラジャンヌ飛び降り自殺したの有愛きいさんだということがわかってきています。
その理由は報道された内容と、有愛きいさんが完全に一致しているためです。
報道されたのは「タカラジャンヌ宙組の25歳」という内容です。
- 組:宙(そら)
- 生年月日:1998年4月22日(25歳)
- 年齢:25歳
- 本名:井上奈美(いのうえなみ)
- 年齢:25歳
- 出身地 京都府京都市
- 身長 164cm
- 初舞台 2017年4月「Dramatic“S”!」
- 好きだった役 「夢千鳥」の竹久松香、「シャーロック・ホームズ」新人公演のメアリー・モースタン
- 愛称 きいちゃん、なみ
報道された「タカラジャンヌ宙組の25歳」という情報に全て一致していることが「有愛きいさんが自殺した」ということがわかる1番の理由です。
有愛きいさんに関する情報は以下の記事で解説しているため、ぜひご覧ください。
【顔画像】有愛きいの年齢や本名の経歴まとめ!宝塚何期?学歴や家族構成について徹底解説!
宝塚の有愛きいは双子だった!双子の妹は一禾あおさ!2人の経歴プロフィールまとめ
タカラジェンヌ飛び降り自殺したのは誰?有愛きいと予想できる理由を徹底解説
宝塚歌劇宙組大劇場公演が22日まで上演中止を延長
今回のタカラジャンヌ飛び降り事件を機に、宙組公演は1~8日の公演を中止していましたが、宝塚大劇場の宙組公演「PAGAD(パガド)~世紀の奇術師カリオストロ~」「Sky Fantasy!」の上演を今月22日まで中止を延期すると発表した。
しかし、木場健之(こば・けんし)理事長は、会見で「故人の死に関する調査チームを立ち上げ、宙組の生徒にも聞き取りを行う」と公表しています。
メンバーは60人を超えるため、1週間程度はかかるという事でした。
「メンバーは60数人。1週間程度はかかると思う。どういう結果が出るのか、今どういう課題があったのか…。予断を持たずに調査してほしいので、我々(劇団側)はヒアリングの場には同席しない」と中立的立場の外部の目を重要視する姿勢を示した。他の4組への聞き取りは「必要があれば」と話すにとどめた。
スポーツ報知
また、宙組「PAGAD」では登場人物が身投げをする場面があったり、14日に東京公演が開幕する月組公演でも、主要人物が拳銃自殺することをほのめかすシーンがあるそうです。
それらの演出変更に関しては「検討中」であることもわかっています。
今回のタカラジャンヌ飛び降り自殺事件で、宝塚歌劇団のいじめ問題が少しでも改善されることを願っています。
宝塚歌劇団が“いじめ疑惑”報道を否定している
宝塚歌劇団の渡辺企画室長は、いじめ疑惑報道を否定していることが会見で明らかになりました。
「今、劇団としては、いじめという事案があると考えていない。ただ劇団としての調査、ヒアリングによる判断なので、ちゃんと外部の独立した調査チームできちんと調べてもらって、進めていくということを考えている」
Yahoo!ニュース
また、今年の2月に週刊誌で報じられていた「歌劇団内の上下関係」に関する様々なトラブルについて、当時、歌劇団は公式サイトで「事実に反する内容をあたかも真実であるかのように報道された」と強く抗議していたそうだ。
渡辺企画室長:「一部報道に、上級生が下級生の前髪をつくるときにヘアアイロンを長く押し付けたという報道があったが、その報道については両者にまた周囲の人々にヒアリングを重ねていて、その結果、誤って当たってしまったということはあったが、長くとか報道されているような書き方、非常にそれが歪曲した表現で書かれているので、そういったことに関しては否定させていただいている」
Yahoo!ニュース
このヘアアイロンの事件は、今回飛び降り自殺で死亡したとされている「有愛きいさん」が被害者ではないかと報道されています。
週刊文春などのニュースサイトでは、事実を歪曲した表現で書かれていたことについて否定しているようです。
加害者と話し合いの末、「故意ではない」と説明しており、「ただ当たっただけ」であることを説明していました。
実際のところは、当事者たちにしか分かりませんが、これまでも宝塚歌劇団内でのいじめ問題が頻繁に起こっているため、疑惑では済まされないところまで達していることは事実です。
今後は、いじめ問題が起こった際に急死してしまう生徒が現れないことを切実に望みます。
長時間労働を強いる環境があったことを認める
宝塚歌劇団の有愛きいさんが9月末に急死した事件で、 歌劇団は死亡に至った背景を調べるため、弁護士太刀で構成された調査チームを設置して、女性が所属する宙(そら)組の劇団員を対象に聞き取り調査を進めていました。
その調査結果によると、「長時間労働を強いる環境があったこと」を認めたと報道されています。
女性の遺族の代理人は今月10日に記者会見し、月250時間を超える時間外労働などの長時間労働と、複数の上級生による暴言などのパワハラが死亡の原因になったと主張。歌劇団と、運営する阪急電鉄に対して謝罪と補償を求めていた。
毎日新聞
有愛きいさんの遺族の代理人は、月250時間を超える時間外労働や暴言などのパワハラが死亡の原因であることを明らかにしたと言います。
宝塚歌劇団は、つい先月までいじめ疑惑を否定していただけに、世間からは批判の声が集まっています。
宝塚歌劇団の96期生いじめ事件
この96期性いじめ事件は、宝塚歌劇団の96期生に関するいじめ問題があり、2008年に音楽学校に入学した生徒の1人無実であるにも関わらず退学処分を受けた事件です。
96期生集団いじめ事件は被害生徒が幸いにも命を絶つという最悪の道を選びませんでした。
そのためテレビ局も新聞社も沈黙し大きく報道しなかったそうだ。
ただし、この事件で最も悲しい結末が、96期いじめ事件の被害者が最終的に成人向けの女優となったことです。
人生挽回のために焦ったあまり騙された出演だったのではないかと話題になっています。
この成人向けのビデオは発売されることはなくお蔵入りになったそうです。
96期生いじめ事件は裁判が行われていた
96期生いじめ事件は裁判が行われていました。
兵庫県宝塚市に位置する宝塚音楽学校。20倍の難関を勝ち抜いた少女たちは、タカラジェンヌを夢見ながら、厳しい校則にも従順に2年間を過ごす。そして今年も3月に卒業式が行われ、第96期生の38人が巣立っていった。しかし、あるはずのSさんの姿はそこにはない――。
入学当時17歳のSさんが、無実の罪で退学処分を受け、学校を相手取り起こした”いじめ裁判”。今年7月にようやく決着が付き、その一部始終を綴った書籍『ドキュメント タカラヅカいじめ裁判―乙女の花園の今』(山下教介著/鹿砦社)がついに刊行された。
「清く、正しく、美しく」のモットーは何処へ……と目を疑う内容に、ヅカファンのみならず衝撃を受けることだろう。
引用:サイゾーウーマン
入学当時17歳のSさんが、無実の罪で退学処分を受けたことで、学校を相手取り起こした”いじめ裁判”が今年7月にようやく決着がつきました。
その一部始終を綴った書籍『ドキュメント タカラヅカいじめ裁判―乙女の花園の今』(山下教介著/鹿砦社)がついに刊行されました。
Sさんに対するいじめ内容は以下の通りです。
- 「コンビニでSさんが万引きするところを見た」と同級生が告発
- 「私はやっていません。防犯ビデオを見てください」と訴えるが一方的に吊し上げられる
- 「私の視界に入るな」「死ねばいいのに」などの暴言を吐かれる
- Sさんを除いたメーリングリストの作成
いじめは次第にエスカレートし、さらに不運なことに宝塚劇場でお客さんがなくした財布をSさんが偶然拾ってしまうのだ。
数々の疑いをかけられたSさんは、ついに学校側から退学処分を通知されることになったのです。
宙組トップスターによる陰湿ないじめ問題
劇団関係者や団員は「2017年から宙組のトップスターである真風涼帆が、当時相手役だった現花組トップ娘役・星風まどかに陰湿なイジメを行っていた」といじめ問題について語っています。
宙組トップスターによる陰湿ないじめ問題の内容は以下のようだったといいます。
「真風は感情の起伏が激しく、まるで“王様”のように振る舞う」
「真風が『デブだからこの人(星風)はリフトできない』と大勢の前で言い放った」
「トップの真風がやめないため2番手、3番手がなかなかトップになれずに確執が生じている」
「真風の罵倒を星風が録音して劇団に訴えた」
周囲からの印象が悪いのにも関わらず、後輩に対していじめを続けるのはどうかと思います。
最近も文春で上級生の下級生へのいじめや働かせ過ぎで生徒が体調不良になった問題が報じられたが、劇団は「事実無根」の一点張りをしているそうです。
宝塚歌劇団が、いじめ問題に対して逃げているからこそ、今回のタカラジャンヌ飛び降り自殺に発展したと言っても過言ではありません。
今回の飛び降り自殺でいじめ問題が改善されることを我々は祈るばかりです。
宝塚歌劇団いじめ問題に対する世間の声
宝塚で不慮の死を遂げたケースは、1953年に舞台上での事故で亡くなった香月弘美さん以来のケースと記憶しているという。
また、過去96期生事件が発生した際も起きなかったであろう一大事を引き起こして有耶無耶とは本当に危機を認識しているのかと疑問を持っているそうだ。
今年、同じ宙組で同様の問題を起こした上での騒動であるため、何らかの説明を暫定でなさらないと余計身内での隠ぺいを疑われることもありそうですね。
宝塚も闇が深く、夕食会でパトロンを紹介されて相手をすることを強いられたみたいな事を言ってる元タカラジェンヌもいたと言います。
ジャニーズや宝塚のように密室で何をしているか分からないし華やかな世界の裏で自殺にまで追いやる人物がいるのは陰鬱な気分になると語っています。
「ステージの裏側を見せるのは夢が壊れる」などの主張はあるが、今の時代は開かれた環境でもしっかり夢を見せれると思うという意見が上がっています。
現在は、芸能界などのキラキラしていた世界の裏側が世間にバレつつあるため、日本の芸能界がクリーンになっていくのも時間の問題かもしれませんね。
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