はじめに
小島聖は、1976年に東京都で生まれた俳優です。11歳で子役としてデビューして以来、映画、ドラマ、舞台などで活躍してきました。女優としての経歴と並行して、登山やトレッキングなどアウトドア活動にも情熱を注いでいます。今回は、小島聖の現在の活動や人生観、プライベートな一面にスポットを当ててご紹介します。
俳優としての活動
小島聖は長年にわたり、様々な作品に出演してきました。これまでの主な出演作には以下のようなものがあります。
- 映画:『あつもの』『続・深夜食堂』『ゼウスの醜態』
- 舞台:『錦繍』『錦繍の階』『ラビット・ホール』
- ドラマ:『御手洗いの愛と死』『タイムスクープハンター』『ブラッククリスマス』
舞台出演への思い入れ
小島聖は舞台出演にこだわりを持っています。2009年にはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの演出で『錦繍』に出演し、大きな話題となりました。舞台は生の空気感を味わえる貴重な経験だと語っており、観客と一体となって作品を作り上げていく醍醐味を大切にしています。
特に、2022年に出演した『ラビット・ホール』では、親となって初めて子どもを失った夫婦を演じました。小島自身の母親としての経験を生かし、深い哀しみと葛藤を見事に表現したと高く評価されています。
年齢を経ても変わらぬ演技力
小島聖は現在47歳になりますが、その演技力は年々磨かれています。2023年公開の映画『海猫』では、孤独な老婦人を見事に体現しました。細やかな表情の使い分けや、内面の機微を醸し出す演技が高く評価されています。
近年は年齢役にも挑戦しており、年齢に捉われない幅広い役柄に熱意を持って取り組んでいます。年齢を重ねるごとに、経験から学んだものを演技に生かせるようになったと語っています。
アウトドア活動における挑戦
小島聖は、女優業と並行してアウトドア活動にも情熱を注いでいます。2000年代に入ってから、特に登山やトレッキングに目覚めました。
ジョン・ミューア・トレイルの挑戦
2018年には、ジョン・ミューア・トレイルという全長約340kmのロングトレイルに20日間で挑戦しました。この旅をきっかけに、山小屋での簡素な食生活の楽しさを実感したと語っています。
この経験をもとに、2020年にはエッセイ『野生のベリージャム』を出版しました。旅での出会いや、自然の中で見つけた食材から生み出した料理のレシピなどを綴っています。
ネパールへの渡航経験
小島聖はネパールにも数多く渡航しています。2007年頃からネパールの山々に魅了され、トレッキングを重ねてきました。ネパール滞在中は、現地のシンプルな食生活に影響を受け、一時はマクロビオティックな生活を送っていました。
ネパールでは、2015年にロブチェ峰(6,188m)に挑戦し、見事に登頂に成功しています。危険を冒しながらも、大自然の美しさや力強さに触れ、多くの感動を得たと語っています。
プライベートな一面
小島聖は、プライベートでも自然体で充実した生活を送っています。夫や息子との家族旅行にも意欲的で、新しい発見を楽しんでいます。
40代での結婚と出産
小島聖は42歳の時に再婚し、その2年後に初めての出産を経験しました。出産は「もう一度したい」と語るほど、かけがえのない体験だったようです。
出産後は仕事と育児の両立に奮闘しながらも、母親となったことで新たな喜びを見出しています。子どもの成長を日々楽しみながら、ママさん俳優として活躍の場を広げています。
家族旅行の思い出
小島聖は、海外旅行も家族で行うことが多いそうです。2022年にはヨーロッパ旅行に挑戦し、街や自然を満喫したほか、子連れならではの発見もあったと語っています。
旅行を通して家族の絆を深めるとともに、自身の内面とも向き合う貴重な時間になっているようです。これからも、新しい場所へ家族旅行をすることで、人生の発見と経験を重ねていきたいと考えているようです。
母娘関係の変化
小島聖は、自身の母親との関係も変化してきたと語っています。
母親理解への道のり
子ども時代は母親の言動に反発することも多かったそうですが、母親になってからは母の立場や思いが理解できるようになったと語ります。
母から受け継いだ秋田の伝統工芸品や腕時計など、かつては気付かなかった母からの”宝物”に価値を見出すようになりました。現在はそれらを大切に子どもにも紹介しているそうです。
母娘の絆が深まる体験
出産を機に、小島聖と母親との関係は一層深まったようです。子育ての大変さや喜びを実感し、今まで気付かなかった母の愛情に気づくことができたそうです。
お互いの立場を理解し合えるようになったことで、母娘の絆はより強くなっています。これからも母娘で助け合いながら、家族の絆を大切にしていきたいと語っています。
ファッションと美容
小島聖は、俳優としてのキャリアと並行して、ファッションや美容面でも注目を集めています。
年齢に合わせた上品なスタイル
ドリス・ヴァン・ノッテンなどのブランドを愛用しながらも、年齢に合わせて落ち着いた色合いのアイテムを選ぶことが多いそうです。ストレッチ素材のボトムスや動きやすい服装を好み、体型の変化にも柔軟に対応しているとか。
カジュアルな雰囲気を基本としつつ、上品さも忘れずに取り入れています。年齢を重ねるごとに、自分らしいおしゃれの仕方を体得し、内面からにじみ出る品格があると評されています。
自然体でいることの大切さ
小島聖は、年齢に関係なく好きなものを着こなすことの大切さを説いています。自分に合ったスタイルを貫くことで、自信の源泉にもなると語ります。
また、体を動かすことを心がけており、ジョギングなどを日課にしています。外見だけでなく、内面からの健康づくりにも注力しているそうです。美しさの秘訣は「自然体でいる」ということなのかもしれません。
まとめ
小島聖は、女優としての活動の他、登山やトレッキングなどのアウトドア活動にも情熱を注いでいます。母娘関係の深まりや、家族旅行を通した絆の強化など、プライベートでの充実ぶりも伺えました。
年齢を重ねるごとに、経験から学んだことを演技や生き方に活かす小島聖。今後の更なる活躍が期待されると同時に、母として、妻として、そして女性としての人生の歩みにも注目が集まりそうです。
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