バカリズム コンビ時代からソロ活動までの奇想天外な軌跡

目次

はじめに

バカリズムと聞いて、私たちはどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。個性的で独創的、そして時に奇抜なコントで知られるこのお笑い芸人は、長年にわたり日本の芸能界を彩ってきました。本日は、バカリズムの歩みとその魅力に迫りたいと思います。コンビ時代から現在に至るまでの活動を振り返り、彼の多彩な才能と芸風の特徴を探っていきましょう。

コンビ時代の歩み

バカリズムコンビ時代の画像

バカリズムの芸能活動は、1995年に升野英知と松下敏宏がコンビを組んだことに始まります。二人は日本映画学校の同級生で、偶然の機会にコンビを結成することになりました。

デビューとコンビ名の由来

デビュー当初は「きくらげ」というコンビ名で活動していましたが、後に升野が考案した「バカリズム」に改名されます。この独特な造語は、彼らのユニークな芸風を象徴するものでした。

コンビ結成の経緯については諸説ありますが、お互いをビジネスパートナーと捉えていたという事実は、当時の二人の関係性を物語っています。

レギュラー番組と活躍の場

コンビ時代のバカリズムは、「笑う子犬の生活R」や「爆笑オンエアバトル」などの人気番組に出演し、徐々に知名度を上げていきました。しかし、当初は面白くないネタばかりで、コンビ内部もギクシャクしていたようです。

レギュラー番組 成績
爆笑オンエアバトル 10勝13敗
P-STOCK
突撃!お笑い風林火山

コンビ解散と升野のソロ活動

2005年、松下が芸能界を引退することを決め、二人はコンビを解散することになりました。解散の理由は松下の「普通に働きたい」という思いが主因だったと言われています。

一方の升野は、ソロ活動に専念することになります。翌年の「R-1ぐらんぷり」で4位入賞を果たしたことをきっかけに、バラエティ番組での活躍の場が広がっていきました。

バカリズムのユニークな芸風

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バカリズムが高い評価を受ける所以は、彼独自の発想力と言葉遊びにあります。日常会話にニュアンスを加えたり、不条理な表現を用いるなど、ユニークな手法で笑いを生み出します。

代表作「屋上」

バカリズムの代表作と言えば、「屋上」が挙げられるでしょう。このコントでは、自殺しようとする男との奇妙な会話を通して、不条理な言葉遊びが展開されます。

「死のうとしている」といった言い回しを多用することで、観客に違和感を与えながらも笑いを誘う、バカリズムならではの手法が光ります。

野球官能小説

また、「野球官能小説」は、オーソドックスな内容に無関係な言葉を付け加えるスタイルで笑いを誘っています。これは「屋上」と共通する手法で、日常会話への意味不明な表現の付加がバカリズムの代名詞ともいえるでしょう。

他にも「宇宙時代」「恐竜時代」「大宇宙時代」といった独特なテーマのライブを行うなど、多彩な才能を発揮してきました。

マルチな活躍

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現在のバカリズムは、お笑い活動に留まらず、様々な分野で活躍しています。

バラエティ番組MC

コンビ解散後、約1年を経て「アイドリング!!!」のMCを務めるようになります。この番組では9年間の長きにわたり、多くの人材を輩出しました。

MCとしての経験を積むことで、バカリズムのトーク力も磨かれていったと言えるでしょう。

脚本家としての活躍

また、連続ドラマの脚本を手がけるなど、脚本家としても幅広く活躍しています。自身の原案による映画「地獄の花園」「ウェディング・ハイ」の脚本を執筆するなど、創作の領域においても活動の場を広げています。

最近では篠原涼子とのダブル主演のドラマ「イップス」が放送されるなど着実にキャリアを重ねています。

ナレーション・声優

  • NHK「住住」「伝えてピカッチ」(ナレーション)
  • フジテレビ「ウレロ☆未確認少女」(声優)
  • テレビ東京「ノンレムの窓」(ナレーション、原作)

各局で放送されるドラマやアニメにおいて、ナレーションや声優を担当するなど、マルチな活躍を見せています。

まとめ

バカリズムは、コンビ時代から現在に至るまで、常に独創的な活動で日本の芸能界に新風を吹き込んできました。シュールで不条理なコントはもちろん、マルチタレントとしての活躍にも注目が集まります。これからも彼の多彩な才能が、どのような形で発揮されていくのか、期待が高まります。

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