はじめに
お笑いタレントのヒロミさんと元アイドル歌手の松本伊代さんは、現在28年を越える長きにわたり愛する夫婦として人気を博しています。二人の出会いは1980年代後半のフジテレビの深夜番組で、まさにお笑いとアイドルの”禁断の恋”からスタートしました。この記事では、ヒロミさんと松本伊代さんの馴れ初めの経緯と、結婚に至る道のりを、さまざまなエピソードとともに紐解いていきます。
出会いとアプローチ
二人の出会いは、1986年にフジテレビの人気深夜番組「オールナイトフジ」での共演がきっかけでした。当時、松本伊代さんはアイドル歌手として人気を博し、ヒロミさんはお笑いトリオ「B21スペシャル」のメンバーとして活躍していました。
一目惚れと積極的なアプローチ
番組の共演を機に、松本伊代さんはヒロミさんの”不良っぽくてかっこいい”風貌に一目惚れしてしまいます。そして番組収録の合間に、伊代さんは思い切ってヒロミさんに近づき、「ゴルフに行きましょうよ」と誘いかけました。当時は、お笑い芸人とアイドルの横の繋がりは珍しく、ヒロミさんも最初は戸惑いを隠せませんでした。
しかし、松本伊代さんの熱烈なアプローチは続きます。廊下ですれ違った際も「ゴルフに行きましょう」と言葉をかけ、さらに自ら電話番号を渡すなど、果敢な行動を繰り返しました。これらの積極的なアプローチに、ヒロミさんも徐々に心を開いていったのです。
夜中の電話と手作りメロンジュース
松本伊代さんから電話番号を渡された後、ヒロミさんは夜中に電話をかけるようになりました。二人の交際がスタートしたのはこの頃からだといわれています。さらに、ヒロミさんはある日、松本伊代さんを自宅に招き、手作りのメロンジュースをご馳走しました。ここには、ヒロミさんの気持ちの変化が現れています。
自宅訪問の際には、ビーグル犬の吠え声やスカートにおしっこをかけられるなど、特殊な出来事もあったそうです。しかし、それらのエピソードは、二人の仲の深まりを感じさせるものでもあります。
交際と結婚
このように、松本伊代さん側からの積極的なアプローチがきっかけとなり、ヒロミさんとの交際が始まりました。しかし、当時の芸能界の厳しい空気もあり、二人の交際は平たんなものではありませんでした。
交際期間中の試練
交際期間は約4年に及びました。この間、松本伊代さんは、ヒロミさんが他の女性タレントと仲良くしているのを目の当たりにし、嫉妬にも苛まれたそうです。また、ヒロミさん側のマネージャーから、アイドルとの交際は避けるよう言われたこともあり、二人はときにケンカを繰り返すこともありました。
そうした試練を乗り越え、二人はようやく1993年11月にハワイ・マウイ島で極秘の挙式を上げることができました。帰国後の11月16日には結婚会見も行われ、ヒロミさんは冗談を言うなどリラックスした様子を見せていました。
結婚後の円満な夫婦生活
結婚後は、二人の家族に男児が2人誕生し、現在は仲睦まじい家族生活を送っています。長男の小園凌央さんは俳優として活躍中です。日々の夫婦生活においても、ヒロミさんが伊代さんに感謝の言葉をかけるなど、コミュニケーションを大切にしているそうです。
また、ヒロミさんは当初は伊代さんが家事に苦手だったことを心配していましたが、現在は二人で協力し合って家事を行っているとか。夫婦で楽しむゴルフにしても、伊代さんがゲームに挑戦するなど、お互いを思いやる様子が伺えます。
まとめ
ヒロミさんと松本伊代さんの出会いと馴れ初めは、当時の芸能界の厳しい雰囲気の中で起こった、まさに”禁断の恋”でした。しかし、二人の熱い想いと、お互いへの思いやりの心が、28年を越す円満な夫婦生活につながっています。
ヒロミさんと伊代さんの馴れ初めには、お笑いとアイドルの垣根を越えた愛の物語が凝縮されています。夫婦の絆を大切にしながらも、職業人としての尊重と協力があるからこそ、長年の夫婦生活が実現できたのだと言えるでしょう。
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